【番外編】子供のやる気と向き合う

決まった資材の買い出しに行くときは、
娘たちを連れて行くことが多く、
上の子(年長さん)は特に何度も来ているお店なので、
だいたいの場所は把握していて、
私が糸選びなど時間をかけているときは、
同フロアの気になるコーナーを見て回っている。

今回は、いつもより長く同じ場所で同じ物を見ているようだった。

私がレジへ行くまで、
何度もチラチラ私の様子をうかがって、
何か言うタイミングを図っているのが、
なんとなくわかった。

けど、あえて私から声をかけず待つことに。


お会計後にモジモジしながらやっと話し始めた。

「すみっこぐらしのミニお裁縫セット」がほしかったらしい。

お値段、、、う〜ん、思ったより高い。


私がお家でこんなに縫い物しているのに、、、
ちっとも興味をもたなかったのに、、、
お裁縫道具めちゃくちゃあるのに、、、
「すみっこぐらし」の可愛さが彼女をトリコにしたようで。

娘の性格から考え、
ただかわいいからほしいという考えなのは、
すぐに見てとれたので、
とりあえず一旦話をすることに。

裁縫やってみたいの?
と聞いたら、
「うーん、わからない。」

わからないのに、裁縫セットがほしいの?
「わからない」

基本どう答えていいのかわからないときにわからないと言う。

目的もないのに、
ただかわいいからほしいと言うだけで、
物を買うことは、
私が小さい時にしてきたことだったので、
その結果をよくわかっているから、
同じことをしてほしくないという思いもあり、
私が小さい時、母にどうしてほしかったのか考えることに。

結果、今回は買うことはしなかった。

ただ、ダメ買わないというわけじゃなく、
娘に提案をしてみた。

どうしても「すみっこぐらしのお裁縫セット」がほしいのなら、
まずは、どうやって使うものなのか
家にあるもので練習して、
上手になったら買おう。

娘も納得したようで、
帰り道、何を作ろうか考えていた。

代用品として、家にあるもので。

まずは、
針と糸に慣れるために、
波縫いの練習から。

娘のやる気にスイッチが入った瞬間だった。

もくもくと縫い始めた。
縫ってる間はどんなに危なっかしくても、
どんなにぐちゃぐちゃでも、
声をかけず私は、私で違うことをして、
娘から声がかかるまでそっとしておくことに。
はじめての縫い物。
たった3回でまっすぐ縫えるようになっていることにビックリ‼️

すごく楽しかったようで、
自分のエプロンを作りたい!と目標ができました。

いきなりエプロンは、
ハードルが高いので、
次はみんなのランチョンマットを作ってもらうことに。


こちらは次女(まもなく2歳)のもの。
上の子と同じようにしたい次女。
さすがに針と糸を渡すのは危ないので、
布だけ渡してみたら、
ペンを持ち出して、
自由にお絵描きしだしました。
こちらも、やる気スイッチオン状態。

毎日どう時間を使おうか、
少しでも時間ができたら、
この間にこれをやってしまおう!とか、
せかせか生活しがちな私。
娘と向き合う時間の大切さを改めて感じた出来事だったので、
記録として書きました。

子供のやる気に気づかず、
汲み取ってあげられていなかったことがこの6年何回あっただろうか、、、
そんな後悔もあるけど、
今回のように少しでも気づけるように、
子供と向き合いながら日々お互い成長していけたらな、、、。

番外編でした。

mii-nan

手作りのある暮らしにちょこっとほっこりを お気に入りだった大人服 素敵な大人服 そんな洋服たちを 特別な一着になるような子供服にリメイク 子育てする中で、こんなバッグがあったらいいなと作り始めた帆布バッグ リメイク子供服、帆布バッグを中心に日々物づくりをしているハンドメイド作家の作品を綴っています オンラインショップも展開中 http://mii-nan.stores.jp

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